補修工程:

代表的なキズ3種類に対し、エイベストが推奨する基本的な補修方法をご案内しています。キズの程度や現場の状況、周辺の環境によって「使用する材料」「補修方法」は変わりますので、キズに応じた最適な補修方法を選択してください。
表面のクリヤー塗膜のみに
生じている浅いキズ

スリキズ

スリキズ

キズのある表面を脱脂洗浄処理剤で、ひと拭きします。拭きとった跡に下地の色が見えなければ、スリキズ用スプレーで簡単に補修できます。

スリキズ

スリキズのマニュアルムービー

 
アルミ素地に達する
深いキズ

引掻きキズ

引掻きキズ

キズのある表面を脱脂洗浄処理剤で、ひと拭きします。拭きとった跡に下地の色が見えたら引掻きキズです。

引掻きキズ

引掻きキズのマニュアルムービー

 
変形におよぶ
深いキズ

ヘコミキズ

ヘコミキズ

どのくらいへこんでいるか?目安として、定規などを当てて計り、目印をして下さい。ヘコミの箇所とその周辺のヒズミも確認して下さい。

ヘコミキズ

ヘコミキズのマニュアルムービー

サンプル …… クリヤー塗膜(※)
…… 酸化皮膜
…… アルミ素地

※有色塗膜(ホワイト色など)のタイプもあります。

スリキズ

  1. 施工前
    施工前 施工前
  2. サンディング
    サンディング サンドペーパー(#600)でキズより大きな範囲をサンディングし、キズの断面のバリを取ります。
  3. 清掃
    清掃 脱脂洗浄処理剤をウエスに含ませ補修箇所の汚れを拭き取る。
  4. スプレー
    スプレー 部材のツヤにあったスリキズ用スプレーを吹き付ける。
  5. 施工後
    施工後 スプレーの上手な使い方は、
    こちら
    をご覧下さい。

引掻きキズ

  1. 施工前
    施工前 施工前
  2. サンディング
    サンディング サンドペーパー(#120)でキズより大きな範囲をサンディングし、キズの断面のバリを取ります。
  3. 清掃
    清掃 脱脂洗浄処理剤をウエスに含ませ補修箇所の汚れを拭き取る。
  4. パテ埋め
    パテ埋め ヘラを使用し、らく研ぎパテ又は厚付けパテと硬化剤を適量(100:2〜3)パレットにとり、素早く混ぜたものを、傷口に擦り込む。
  5. パテ研ぎ
    パテ研ぎ 30分以上経過した後、パテが乾いていることを確認してから、サンドペーパー(#120で荒研ぎし、#240、#320、#400の順に)で平らになるまでサンディングする。
  6. 清掃
    清掃 水を含み、よく絞った雑巾でまず補修部材の汚れをサッとふき取り、その後に脱脂洗浄処理剤をウエスに含ませ、パテの粉や汚れを拭き取る。
  7. プラサフ
    プラサフ パテの際を目立たなくし、塗料の密着を良くするため、プラサフを2〜3回均一に塗り重ねる。
  8. プラサフ研ぎ・清掃
    プラサフ研ぎ・清掃 充分乾燥したことを確認した後、サンドペーパー(#600)でサンディングし、脱脂洗浄処理剤をウエスに含ませ、清掃する。
  9. 下地塗装
    下地塗装 下地と上塗り塗料の密着力を高めるために、マルチスティックプライマーを薄く均一に、2回程度塗り重ねる。その後、十分に乾燥させる。
  10. 仕上げ塗装
    仕上げ塗装 リペアカラースプレーによる、仕上げ塗装工程。
  11. 施工後
    施工後 スプレーの上手な使い方は、
    こちらをご覧下さい。

ヘコミキズ

  1. 施工前
    施工前 施工前
  2. 表面地荒らし
    表面地荒らし 地荒らしは、パテの密着をよくするためにヘコミ部分に皮スキでキズを付けます。その後サンドペーパー(#120)を使用し、ヘコミ部分より大きな範囲を面で削ってください。
  3. 清掃
    清掃 脱脂洗浄処理剤をウエスに含ませ補修箇所の汚れを拭き取る。
  4. パテ埋め
    パテ埋め ヘラを使用し、らく研ぎパテ又は厚付けパテと硬化剤を適量(100:2〜3)パレットにとり、素早く混ぜたものを、ヘコミ部分に気泡ができないように擦り付けるように埋め込む。
  5. パテ研ぎ
    パテ研ぎ 30分以上経過した後、パテが乾いていることを確認してから、サンドペーパー(#120で荒研ぎし、#240、#320、#400の順に)で平らになるまでサンディングする。
  6. 清掃
    清掃 水を含み、よく絞った雑巾でまず補修部材の汚れをサッとふき取り、その後に脱脂洗浄処理剤をウエスに含ませ、パテの粉や汚れを拭き取る。
  7. プラサフ
    プラサフ パテの際を目立たなくし、塗料の密着を良くするため、プラサフを2〜3回均一に塗り重ねる。
  8. プラサフ研ぎ・清掃
    プラサフ研ぎ・清掃 充分乾燥したことを確認した後、サンドペーパー(#600)でサンディングし、脱脂洗浄処理剤をウエスに含ませ、清掃する。
  9. 下地塗装
    下地塗装 下地と上塗り塗料の密着力を高めるために、マルチスティックプライマーを薄く均一に、2回程度塗り重ねる。その後、十分に乾燥させる。
  10. 仕上げ塗装
    仕上げ塗装 リペアカラースプレーによる、仕上げ塗装工程。
  11. 施工後
    施工後 スプレーの上手な使い方は、
    こちら
    をご覧下さい。

スプレーの上手な使用方法

  • 脱脂洗浄

    塗装する前に、補修箇所の油脂分などの汚れをキレイに除去します。

  • 養生

    塗装したくない箇所を養生紙やマスキングテープを使って丁寧に養生します。

  • より塗料の密着をよくするには?

    補修箇所に応じて、下地と上塗り塗料の密着をよくするためには、
    マルチスティックプライマーをご使用下さい。
    (2回程度塗り重ねて、充分に乾燥したことを確認してから塗装して下さい。)

スプレー吹き付け前に!

よく撹拌する

ご使用前には、必ず缶スプレーを上下に(カラカラ音がしてから)30秒以上振って下さい。(リペアカラースプレーは、塗料中の顔料分に比重差があるため、スプレー缶の中では分離した状態になっています。撹拌が足りないと本来の色がでませんので注意して下さい。)
よく撹拌する

スプレーの吹き方

  1. 捨て吹き
    ↓ 乾燥後
  2. 着色
    ↓ 乾燥後
  3. 仕上げ
    ↓ 乾燥後
捨て吹き 仕上げ
捨て吹き 仕上げ
  • 一度に厚塗りせずに、3〜5回に分けて薄く塗り重ねます。
  • 一度に厚塗りすると色ムラやタレを生じます。
  • また、1回では本来の色がでません。

スプレー吹き付けのコツ!

2/3ずつ塗り重ねる

移動する時は1回目に吹き付けた部分の約2/3くらいが重なるよう2回目を吹き付けて下さい。
2/3ずつ塗り重ねる

吹き始めと吹き終わり

吹き始め、吹き終わりは缶スプレーを塗装面から離してボカスようにします。
※中身が少なくなったり、塗装面により、缶スプレーを極端に傾けて吹き付ける時は、ノズルを半回転させてご使用下さい。
※ご使用後、缶スプレーを逆さまにして2〜3秒間空吹きするとノズルがつまりにくくなります。
吹き始めと吹き終わり

たて吹き・よこ吹き

左右横方向に吹付ける場合は、ノズルの先をよこ吹きの位置に、上下縦方向に吹付ける場合はたて吹きの位置に回してご使用下さい。
塗料の出を確認
※ノズルは縦・横に回せます。

塗料の出を確認(試し吹き)

目立たない部分で試し吹きをし、色・噴射状態・乾燥性・下地への影響、付着性などをよく調べて異常がないか確かめて塗装して下さい。

吹き付け時の注意事項

  1. 一定方向
  2. 平行移動
  3. 同じ速度
  4. 部材からの距離(10〜20cm)
吹き付け時の注意事項
缶スプレーは素早く、一定方向に塗装面と平行に移動して下さい。 吹き付け時の注意事項
※一点に集中して吹き付けないで下さい。 吹き付け時の注意事項

スプレーの吹き方の注意事項

【着色塗装後】

メタリック色を塗装した後には、トップコートとして“ツヤ”に合った
「スリキズ用スプレー」か「仕上げ用クリヤー」を塗装して下さい。

【ご注意】

  • 作業する時は必ず換気を良くし、風通しの良い場所で行って下さい。
  • 雨や湿度の高い日に塗装すると、塗装面が白くボケる(ブラッシング現象)ので、天気が良く湿度の低い日に行って下さい。

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